会話Yuhei Nakasaka's Blog

会話

会社にエンジニアが一人になってからもう10ヶ月ほどが経った。もちろん一人であらゆる開発を行わないといけないので負荷は大きい。しかし手に負えないほどの仕事があるわけではないのでなんとかなっている。実務面ではそうなのだが、それ以外の面での影響が個人的には少なからずあったなと感じている。

チームメンバーがいた頃は毎日15分~30分程度の朝会があった。ここでは前日・当日の仕事に関する話はもちろん気になったニュースや好きなアニメの話など自由に話していた。この時間を設けたのは業務上のコミュニケーションロスを減らしたいというよりはむしろPCの前で毎日作業を続けるエンジニアは人と会話をする機会が減りがちなのでとりあえず雑談しようという、ライフバランスを整えたい的な意味合いが大きかった。

別に人と会話をしなくても問題ないのではというご意見も尤もだけど、アルツハイマーで認知能力を低下させないためには規則正しい生活はもちろん他者とのコミュニケーションをおこない、ある程度脳に負荷をかけた方が衰えにくいと言われている。エンジニアは知的生産を行う脳みそが資本の職業だから認知能力を維持する時間にある程度投資してもペイするはずだ。そういう理由から朝(といっても10時とか11時とかだけど)に朝会というものを開催していた。

これが10ヶ月ほど前から無くなってしまったわけである。

加えてコロナの影響で外出も減ってしまっているし家にいながら飯が食えたり何もかも家でできてしまうから他者との接点がほぼ無くなっていることに気づいた。

自分は趣味といえば開発かハロプロくらいなので、そういう話ができる仲間を会社の外にも持っておけばよかったなと少し後悔している。ゲームが趣味の人とかは配信で盛り上がれたり内輪で連携を取るメリットもあったりするからそういう仲間がいてDiscordとかでワイワイしてたりするの見て良さ...などと思ったりする。

コロナ以前であれば勉強会やカンファレンスの現地会場で知り合いができたりする機会もあったがリモート開催が普通になっている昨今ではなかなかそういう機会も少ない。アイドルの現場も同じく。

複数人エンジニアのいる会社に所属しているとそういう機会を手軽に得られるのでお得だったな〜などと思うのであった。

とはいえプログラミングはポジティブな意味で孤独な営みであり、自分はそれが好きである。だから不特定多数の人達でワイワイと馴れ合いたいわけでは全くないけど好きなことについて様々な意見を言い合ってコミュニケーションできる相手や場(大学の研究室みたいなやつとか)は大切にしないといけなかったなと感じている。

一人が好きとかコミュニケーションが嫌いとかそういう人が多いこの職業ではある(し自分もそのタイプだ)けど、それは会話したくない人と会話したくないだけであって、楽しく会話できる有意義な時間を過ごせる相手ともコミュニケーションしたくないやつなんていないよな〜という話。

共通の話題で盛り上がれる人間 探し方 2022 が求められている。

tweet
tweet

おすすめ

  1. ブログのカスタマイズ
  2. 活字と動画のタイパについての個人的感想
  3. ハロプロ新メンバー発表に対する雑感